ZEAL

YAMAHA FZX250 Zeal(ジール) の紹介です。非常に乗りやすい街乗り用ネイキッドです。
更新日 2016-02-14

Zeal について

FZX250 Zeal(ジール) FZX250 Zeal(ジール)
1991 年にヤマハより発売されたバイクです。型番はFZX250 となっており、当時のレプリカFZR250 と 同じ車体のネイキッド版(つまりカウルの無い)となります。見た目も少し変わっており、飛び跳ねるイルカをイメージしており 足着き性の良さも相まって女性ライダーに人気があったそうです。
当時高校生だった私にはもちろん手に届きませんでしたが、とても魅力的でした。そして2010 年になり19年落ちの車体を現物も見ずに通販で入手したのです。
送料・諸経費込みで19万円と格安だったんですが、さらにまともに走るようになるまでに40万円ほどの修理部品代がかかりました。タイヤ交換以外は自己メンテですから、 外注で工賃かけて修理したらとんでもない出費になるところです。

メンテナンス

FZX250 Zeal(ジール)
放置されていたのか劣化がひどいのでオーバーホールしていきます。ちなみにこの立派なメンテナンススタンドはフロント・リア共に使えるのに4,700 円というお買い得な品 (ヤフオクでノークレーム・ノーリターン品。実はビス穴が無くて売り物にならなかった模様。電動ドリルがあれば問題無し)。
外した燃料タンク用のステーは自作ですが、そのままガススタンドにも持って行けるので大変便利。

カギの修理

まずカギが曲がっていて使いにくくて仕方ありません。街のカギ屋では断られたのでカギの救急車(栄店)にて複製をお願いします。あっというまに出来ました・・・。

ヘッドライトの手入れ

見るからに錆びていたヘッドライト部から修理します。サンポールでサビを落とし、さらにワイヤーブラシで仕上げ、メタルプライマー、ホイールカラー、クリアーと仕上げます。ゴム部品は 純正を取り寄せ。ついでにハロゲンランプも交換します。H4 という規格サイズで12V 60/55W の品であれば付きます。

マフラーのサビ

右2本出しマフラーは、バイクデザインの左右対称の常識を覆した先駆けです。当時のWGP ロードレースでもこぞって右2本出しに移る時期でした。 ただZeal のそれは大変美しい鏡面仕上げですが、錆び易いという欠点があります。ステンレス製ですが磁石がくっつくので、錆びや熱に強いとされる 「オーステナイト系」ではないようです。
鏡面仕上げを施すにはバフがけが有効と思われます。ディスクグラインダーの速度調整にはPIC で自作したAC パワーマネージメントを使います。
何度磨いても錆びるので、最終的には塗装しました。ソフト99から出ている安価な車ホイール用スプレー缶で塗装します。高温になる部分ですから 永くは保たないと思いましたが、意外にも全然大丈夫です。250cc なのに2つもあるからでしょうか。やってみるもんですね。

バッテリーの交換

メンテ中に何度もあがり、またいつの品かも分からないので交換します。YUASA YTX9-BS (ネットだと5千円ほどとやけに安い)となります。 バッテリーを外すときはマイナスから、付ける時はプラスからです。秋月のバッテリー充電器(1,000円)を使います。

レクチファイア・レギュレータユニットの交換

バッテリー上がりが多いのでとりあえず交換しました。純正部品になります。シート下の右側面カバー内にあります。

チェーンの交換

DID 製 428V-130L というチェーンになります。カシメタイプですがDID の専用工具大変高い(といっても安い方)なので、ヤフオクにて汎用工具(4900円)を購入。チェーンカットは グラインダーでピンの頭を飛ばしておいてから押し抜きます。カシメに失敗しても、その部品だけ売ってるので再チャレンジ可。デジタルノギスで測って慎重にやってみれば、実に簡単でした。 自転車のチェーンとやり方は変わりません。

タイヤの交換

これは個人では大変なので豊山2りんかんにお任せです。お奨めのダンロップGT501 に交換。前後で工賃込み25,000円ほどとコストパフォーマンスも高い。ペイント済みホイールでしたが、ベテラン店員のスキルで剥がれもなく納得の仕事ぶりです。

ホイールベアリングの交換

ホイールのベアリングも交換です。計5個、全て純正部品になります。ベアリングは反対側から棒を当てて叩けば外れます。カラーが邪魔になるのですが、これ実は動きます。少しズラせばベアリングの裏を 叩けます。ある程度叩きだしたらアンカーボルト(今回は14mm 実売50円)を使って中で広げ、さらにたたき出します。
新品ベアリングの圧入にはボルトと丸座金(ワッシャー)を使います。締め上げれば面白いほど簡単に入ります。ベアリングの直径よりやや小さめの丸座金を用意します。

ホイールの塗装

FZX250 Zeal ホイール磨き
ホイールを取り外し、ディスクグラインダーのワイヤーカップブラシ(要低速)でガリガリ削ります。アルミに付く白錆びというヤツでなかなか手強いのですが、面白いように取れます。放置するとすぐ再発するので ガンガン削ったら綺麗に洗って油分を取り、タイヤをマスクしておいてからメタルプライマーを吹いておきます。
ソフト99のホイールカラー(メタリック)を3回吹いて仕上げます。最後にキャンディカラースプレー(シルバー)を吹きます。ラメが強くて綺麗です。2日ほど乾燥させたらソフト99の2液性ウレタンクリアーで 仕上げです。微妙にタレる位がちょうど良いでしょう。多少の仕上がり具合など遠目には分かりません。
2年経っても全く剥がれはありません。新品同様です。ウレタンクリアーは最強の保護皮膜です。ブレーキフルードの垂れによる破損も杞憂に終わりました。

エンジンオイルの交換

純正オイルのヤマルーブFX に交換します。結構高いのですが堂々とジール用(高回転用)として謳われているので。ついでにオイルフィルタ(汎用)も交換します。交換前にワコーズエンジンフラッシュ洗浄剤を入れて 少し暖機運転してクリーニングします。推奨交換時期は6000km 毎です。Monotaro は安くて早くて便利ですね。

エキパイ・マフラー内部の掃除

排気ガスが停車時にやけに匂うので外してみるとスラッジがすごい溜まってます。サンエス K-1 という掃除用ケミカルを使います。ゴム片でマフラーをふさぎ、エキパイ側から熱湯で溶かした溶剤を流し込みます。ざっと6L ほど入ります。1〜2時間ほどすると真っ黒いカーボンがボロボロと落ちてきます。棒ブラシを併用すると 効果大です。またマフラー側からお湯シャワー(ピンポイント)を入れるとボロボロと落ちるはずです。マフラー部は複雑な形状なので、エキパイを下に立てて何度も揺すると効果的です。何回やっても いつまでもガラガラ音がしますが、いい加減この辺で止めておきます。
装着すると明らかに6千回転以上のフケがよくなりました。マフラーが本当に詰まっていたようです・・・。

アップグレード

一通りメンテナンスは完了したところで、こまめに手を加えていきます。

ハンドルバー・ミラー類の交換

サビサビのハンドルバーを純正新品に交換。ミラーはオークションで類似品(ビッグバイク用の大きめ)に交換(←安いものには裏がある。左右どちらも走行中に鏡が外れました)。

クラッチワイヤー・レバーの交換

サビサビのレバーとクラッチワイヤーを交換。クラッチだけは信頼性が無いといけません。

リアサスペンションの交換

サビだらけなのでリアサスペンションを交換します。純正品は手に入らない為、RC リアショックという超格安(\9900-!)な品です。塗装しようと思って分解したらエンドアイがハマらなくなりました。仕方無くもう1セットお買い上げして、今度は分解せずに塗装してから組み付けます。 タンク付きサスの為フレームやカウルの当たる部位を金ノコでザックリと切り落とします。
とても乗り心地が良い(ソフト)のですが、コーナーでは若干フワフワしてる感じです。まぁ元々そういうバイクなので相性は良いです。

シートの張り替え

中古購入時に張り替えてもらったのですが、ひっぱりに偏りがあるのかタンクと密着する部分が反ってしまいました。合皮.JP から屋外用レザー(\3,990-)を購入しました。形状が独特ですので一枚張りですと上手く行かないと思い、部位別に分けて張り直しました。接着剤で重ねあわせを密着していれば防水も大丈夫でしょう。防水ビニールを入れていない代わりに シート部を2枚重ねにしました。タッカーはインパクト時に弾かれるので、シートとタッカーをガッチリと押さえつけておく必要があります。
ファスナー部は3M の市販品では上手く行きませんでした。ネオジウム磁石(丸皿)を使ってタンクにくっつけます。

カーナビを装着

FZX250 Zeal with NAV-U35
SONY 3.5V型 パーソナルナビゲーションシステム NV-U35 を装着しました。防水仕様の堅牢な品です。車にも付け替えれるしバッテリー内蔵なので持ち運びできます(徒歩・自転車モードもある)。ヘッドホンとヘルメット内に仕込んで、 延長ケーブルを使ってシート横で接続します。何度か断線したのでFM トランスミッタを使ってワイヤレスにしました。
別売りのクレードル NVA-CU10J を改造してハンドルステー合うようにパテ盛りし、ナイロンバンドで取り付けました。シガーソケットタイプのDC-DCコンバーターを改造してシート下のバッテリーから電力を取得しています。 なおヒューズボックスのイグニッション端子部がメインキーに連動していますので、そこに配線します。
行き当たりばったりで自由に走れるのに迷子知らず。ナビとバイクのマッチングは最強です。取り外せるので休憩の時も持ち運べ、ベンチでゆっくり道選びが出来たり。 特に助かるのがガソリンスタンドやコンビニの表示。地方に出向いても安心です。

グリップヒーターを装着

自作のグリップヒーターをつけました。詳しくはコチラ
気温6度の中でもポカポカしています。頻繁に操作をする低速・街中よりも山間走行中の方が暖かいという。コレは必須アイテムです。