ZEAL [キャブレター]

YAMAHA FZX250 Zeal(ジール) のキャブレター回りの掃除と調整を行います。今回最大の山場になりました。とにかく購入直後からエンジンがすぐストールしてしまうし、調整が全然効かないので分解を試みる事にします。 さすがに年期が入ってます。
更新日 2016-02-14

エアクリーナーボックスの掃除

エアクリーナーボックス内部の汚れがすごいです。エアフィルターに付いているスポンジが剥がれてそこらじゅうに散らばっています。これではキャブレターが詰まってしまう事でしょう。

エアクリーナーエレメントの交換

フィルターエレメントは純正部品(3TJ-14451-00 エレメント,エアクリーナ \3,833-)です。自作される方もいるようですが、今回は発注する事にします。
丸一年3000km ほど走ってみましたが、フィルターは全く汚れてません。排気量も少ないし、空気のいい田舎道を選んで走っているからでしょうか。

エアクリーナーボックスの掃除

取り外してバラし、シンプルグリーンで水洗いします。それにしても油分がすごい。

キャブレターの分解清掃

キャブレターを取り外して清掃します。

取り外し

キャブレター本体はインテーくマニホールド(ゴム製)によってエンジンとつながっているので、これを緩めてはずします。ワイヤーやホースの類も外します。ガソリンが残っているのでフロート室(黒く無い方) を少し緩めて排出します。しばらく放置すれば完全に気化するでしょう。

分解

サービスマニュアル(6000円) の説明を見ながら分解を試みます。サービスマニュアルの写真は見づらい上に間違っている(汗)ので鵜呑みにしてはいけません。基本的にはフタのねじを全て緩める事になります。 まだガソリンが残っている事もあるので、注意しながらやります。

清掃

一通り分解したらバケツに入れてYAMAHA キャブクリーナー(泡スプレー) で綺麗にします。このスプレーは大変効果があるのですが、今回の汚れには歯が立ちませんでした。仕方ないので シンプルグリーンで水洗いします。ジャブジャブごしごし洗います。メインジェット等のノズル穴は針で磨きます。通常水洗いは勧められませんが、どうせ綺麗に乾燥させるのだしよしとします。

組み立て

パイロットスクリューとノズル、オーリング等に破損が見られた為、純正部品を取り寄せます。真鍮のネジは弱いので締めすぎないように注意。ゴムシールにはシリコンルブスプレーを吹いておきます。 一箇所ネジを潰してしまいましたが、薄型で4角形のナットを強引に取り付けて締め付けしました。

パテによる補修


キャブレターの真鍮部品が折れてしまったので補修します。デイトナ:パーマテックス 4分硬化マルチメタルエポキシという2液性パテです。アルミと真鍮を接着でき、かつ耐ガソリン性があるのがポイントです。

インテークマニホールドの交換

インテークマニホールドはゴム製です。ひび割れがあると空気を吸ってしまうのでいけません。ちなみにキャブレタを取り外した状態ではゴムが縮んでヒビが目立たなくなるものです。 内側にヒビが無くとも外側にあったらとにかく交換です。ついでに同調パイプも交換します。

テスト

最初はエンジンをかけずに何度かキルスイッチを動作してフューエルポンプを稼働させます。エアが入っていると燃料が上手く流れないのでホースを揺するなり叩くなりします。次に キャブからガソリンが漏れないかチェックします。かなり入念にチェックします。数時間経過後も漏れが絶対なければエンジンスタートします。常にキルスイッチに手をおいておきましょう。 異音や不調を感じたらすぐに止めないとエンジンを痛めてしまうでしょう。
整備直後はフューエルフィルタにエアがあるため、フューエルポンプが良く動きます。時間が経てばエアは勝手に抜けます。

キャブレタを丸ごと新品に交換

Zeal キャブレター(新品)
あまり改善しないようなら新品交換もありです。2・3番気筒が気まぐれに不発になる現象がどうしても改善できず、この度新品交換しました。交換部品は値上がりしていますが、 全く調整の必要もなくあっさりと改善されました。 さらに予想外にアクセルレスポンスが滑らかになり、あれほど気難しかったシフトチェンジもクラッチ無しでも出来るほど楽になりました。(ちなみに11万円もしました・・・)
その後ノーメンテで丸2年経ちますが、真冬でも一発始動で全く問題ありません。在庫のストックも無くなったようですので、良い買い物になりました。ちなみに実燃費は15〜17km/L ほどです。