基礎
Java の基本的なキーワードについてご説明します。
クラス
まずはオブジェクト指向という事でクラスが基本になります。実行コードはクラスのメンバとして実装していきます。
クラスとソースファイルは必ず対でなければならず、ソースファイル名はクラス名.java となりますし、コンパイルされた
実行モジュールはクラス名.class となります。
class Test
{
}
// ソースコード
Test.java
// 実行ファイル
Test.class
パッケージ
クラスを管理する為の名前空間です。クラスは必ずどこかのパッケージに属します。
環境変数 CLASSPATH
この変数にはクラス検索する為の実際のディレクトリパスを記述しておきます。import ディレクティブに記述されたクラスは
このパスを通って検索されます。見つからないとエラーになります。CLASSPATH が何も設定されていないとカレントディレクトリが
優先となりますが、設定されている場合はカレントディレクトリは対象外となります。
Java Tips
便利なコードやTip's をご紹介します。
一意な数値を得る
ホスト上でユニークが保証される16ビットのランダムな数値を生成できます。
UID refUID = new UID();
String strUID = refUID.toString();
日時を文字列で得る
GregorianCalendar クラスを使い、SimpleDateFormat クラスで文字列に整形します。
Calendar cal_now = new GregorianCalendar();
Date dtNow = cal_now.getTime();
SimpleDateFormat sdf = new SimpleDateFormat("yyyy-MM-dd HH:mm:sss", Locale.JAPAN);
String strToday = sdf.format(dtNow);
定数の定義
Java ではプリプロセッサが無いため #define に対応する記述方がありません。そこでクラス内のメンバ変数にfinal static を付けて
定義する事で代用します。
public class Foo
{
public final static String MySQL_DBCP = "java:comp/env/MySQL_DBCP";
public void funcA()
{
InitialContext ic = new InitialContext();
DataSource refDataSource = (DataSource)ic.lookup( MySQL_DBCP );
}
}
タイプセーフな引数を使う
enum 定数が使えます。引数に安全な定数が使えます。
class objItems{
public enum enum_size {S,M,L}
private int m_nSize;
public void setSize(enum_size size)
{
switch (size)
{
case S:
{
this.m_nSize = 60;
}
break;
case M:
{
this.m_nSize = 80;
}
break;
case L:
{
this.m_nSize = 100;
}
break;
}
}
}
enum 定数を引数とするメンバ関数を呼び出すには以下の通り。
objItems refItem = new objItems();
refItem.setSize( objItems.enum_size.L );