ラズパイでサーモスキャナを作る

Raspberry Pi で体温を測る。

構成パーツ

  • Raspberry Pi 4
  • AMG8833 (I2c, 8x8 grid-eye infrared array)
  • camera module v2
  • iPad

処理

  1. Raspberry Pi4 にAMG8833とv2カメラを取り付けます。固定具は3Dプリンタで作成。
  2. v2カメラの映像をPyatho3 webserver でストリーミング配信します。
  3. AMG8833 で8x8 の64分割毎の温度を測定します。
  4. OpenCVにより顔検出を行い、検出エリアに枠を表示します。そのエリアの温度のもっとも高い値を体温として表示します。

LAN内のブラウザならどこからでも見れます。ミニモニターを直接つないでRaspberrypi OS 内のブラウザでも動作できます(ただし負荷が大きく難あり)。

Raspberry Pi4 thermal scanner

ありがたいことにTV に取り上げてもらいました。


問題点

温度が実際よりも低く表示される。

  • デバイスには±2.5℃の誤差がある。
  • 対象物からの距離によって減衰する。
  • 外気温の影響を受ける。